自分の肌タイプをご存知ですか?実は、肌トラブルの約7割は、自分の肌タイプに合っていないスキンケアが原因だと言われています。これからスキンケアをはじめる方、今のスキンケアが自分に合っているのかわからないという方は、「乾燥肌なの?それとも脂性肌?」と悩むことも多いはず。
この記事では、メンズの5つの肌タイプ 脂性肌(オイリー肌)、乾燥肌、混合肌、敏感肌、普通肌を簡単に診断し、それぞれに適したスキンケア方法をわかりやすく解説します。
正しい肌タイプを知れば、スキンケアの効果は格段に上がるはず。スキンケアをしていなかったメンズも、スキンケアで効果を感じられないメンズも、正しいケアでトラブルのない健やかな肌を目指しましょう!
この記事はこんな方におすすめです。
- スキンケアをしていない
- 自分の肌タイプがわからない
- 自分に合ったスキンケアを知りたい
メンズの肌の特徴と肌タイプ5つをカンタン解説!
メンズの肌の特徴
- 皮脂・毛穴が目立つ
男性の肌は一般的に、女性に比べて皮脂の分泌が多く、毛穴が開きやすい傾向があります。
これはホルモンの影響で、思春期頃から皮脂の分泌量が急速に増加し、成人する頃には、女性と比べて約2倍になります。その後、年齢を重ねても皮脂の量はほとんど減りません。
- 乾燥しやすい
逆に肌の水分量は女性の約30~50%しかないとされています。
皮脂が多いゆえに、水分をはじいてうるおいが肌の角層に浸透しにくい構造なのです。
また、男性の肌は女性に比べて約25%ほど厚いと言われており、外部からのダメージには比較的強いものの、ひげ剃りの習慣化などで、ほおからあごにかけて乾燥しやすくなっています。
このように、男性の肌は特有の性質を持っているため、女性と同じケアでは十分な効果が得られないことがあります。
メンズの肌タイプ
メンズの肌タイプとは男性の肌質を大きく分類したものです。
肌タイプを知ることは、スキンケアにおいてとても大事で、自分の肌に合ったスキンケアを行わなければ、逆に肌トラブルを起こす可能性があるからです。
メンズの肌タイプは大きく5つに分かれ、それぞれ特徴があります。
- 脂性肌:皮脂が多くテカリやすい
- 乾燥肌:水分が少なくカサつきやすい
- 混合肌:場所によって乾燥と脂っぽさが混在
- 敏感肌:外部刺激に弱く、赤みやかゆみが出やすい
- 普通肌:バランスが取れていてトラブルが少ない
自分の肌タイプを知ろう
以下のチャートを参考にして、まずは自分の肌タイプをチェックしましょう!
メンズ肌タイプ別 効果的なスキンケア方法
基本的なスキンケア
まずは、どの肌タイプにも共通して行ったほうがいい基本的なスキンケアをご紹介します。
- 洗顔
余計な皮脂や汚れを落とします。
皮脂汚れはテカリや毛穴のつまりの原因になります。また、ほこりや花粉などの汚れは肌荒れの原因にもなりますので、朝晩、肌タイプに合ったもので洗顔しましょう。 - 化粧水
肌に水分を与えます。
肌が水分不足で乾燥すると、皮脂の過剰分泌やニキビ、肌荒れなどさまざまな肌トラブルを引き起こす要因となるため、洗顔後の化粧水は男性も必須です。
「さっぱり」と「しっとり」の違い
化粧水や乳液などによくある表記ですが、含まれる油分量、もしくは使用感の違いがあります。主な有効成分や使用成分に大きな違いはないことが多く、使用感を変えるために成分の一部を変えているため、肌タイプや使用感で選んで大丈夫です。
他に、肌タイプによって
- クレンジング
- 美容液
- 乳液
- クリーム
- 日焼け止め
などのケアをプラスすることも必要です。
では肌タイプごとに効果的なスキンケア方法を紹介していきます。
メンズ肌タイプ別のスキンケア
脂性肌
脂性肌(オイリー肌)は、皮脂が過剰に分泌されている状態です。
特に額や鼻の部分がテカリやすく、毛穴が詰まりやすい傾向があり、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
スキンケアのポイント
- 洗顔
朝晩、皮脂吸着効果のある洗顔を使う - 化粧水
肌が乾燥すると、肌を守るために余計に皮脂が分泌されるため、きちんと保湿する - 角質ケア・毛穴ケア
脂性肌は毛穴が詰まりやすいため、角質ケアや毛穴ケア効果のあるクレンジング、洗顔、美容液などを使う
混合肌
混合肌は、おでこや鼻などのTゾーンは脂っぽいのに、頬などは乾燥している状態です。
脂っぽい部分と、乾燥している部分、それぞれ異なるケアを行うのがポイントです。
スキンケアのポイント
- 化粧水
乾燥にも皮脂にも水分は必須のため、化粧水でしっかりと保湿する - 乳液・クリーム
化粧水で与えた水分の蒸発を防ぐ
普通肌
普通肌は水分と油分のバランスが取れていて、大きなトラブルがない状態です。
特別なケアは必要ありませんが、基本的な洗顔と保湿をしっかりすることで、健康な肌を維持しましょう。
スキンケアのポイント
- 洗顔&化粧水
基本のケアでOK
季節によって肌状態が変わることもあるため、その都度ケアを見直すことが必要
乾燥肌
乾燥肌は、肌の水分が不足している状態です。
乾燥状態の肌は刺激に弱く、シワやたるみが出やすいため、そのまま放置せずにきちんと保湿することが重要です。
スキンケアのポイント
- 洗顔
メンズ用の洗顔は洗浄力が強いものが多いため、「しっとりタイプ」でスクラブなどが入っていないものを使用する - 化粧水
洗顔後5分以内を目安に、なるべく早くつけて乾燥させないようにする - 乳液・クリーム
化粧水で補った水分の蒸発を防いでくれるため必須
敏感肌
アトピーや激しい乾燥、遺伝など原因は様々ですが、皮膚が薄くなり、バリア機能が低下し刺激を受けやすい状態です。
摩擦や強い成分を避け、「敏感肌用」「低刺激」など肌に優しいケアを行いましょう。
スキンケアのポイント
とにかく「敏感肌用」「低刺激」と記載がある商品を選ぶ
- 洗顔
メンズ用の洗顔はスクラブやメントールなど、刺激になるものが含まれていることが多いため注意 - 化粧水
アルコールが成分に入っている場合は刺激を感じるため避ける - 乳液
皮膚が薄いと水分を保てる量が少なく蒸発も早いため、蓋の役割がある乳液は必須 - 日焼け止め
紫外線は肌の表皮を傷つけ、ダメージを与えるため敏感肌には大敵
まとめ
どんなトラブルもスキンケアを始めたからといって、すぐに改善をするわけではありません。しかし、毎日の習慣にしていくことで、必ずお肌のトラブルが解決に向かうはずです。
「メンズなのにスキンケアなんて・・・」という思い込みはやめて、今すぐに生活習慣の中に取り入れてみてくださいね!
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