「第一印象は3秒で決まる」なんて言われていますが、顔の中でも特に目元は第一印象を大きく左右するパーツです。スッキリと眉を整えることで、清潔感と好印象を与えることができます。この記事では、初めて眉メイクに挑戦する男性に向けて、簡単で分かりやすい眉メイクの基本をお伝えします。自信を持って自分らしい眉づくりを始めましょう!
この記事はこんな方におすすめです。
- 眉毛の整え方がわからない
- 似合う眉毛が知りたい
メンズが眉を整えるべき理由
- その1:印象が変わる
整った眉は、顔立ちを引き立て、好感度を高めます。逆に、正しい方法を知らずに眉を整えてしまうと、「きつそう」「頼りなさそう」といった意図しない印象を相手に与えてしまうこともあるんです。眉は顔の印象がガラッと変わるパーツなので、似合う形、作りたい印象に合わせることができますよ。
- その2:清潔感がアップする
眉を整えることは、洋服や髪型などの身だしなみを整えることと同じです。ぼさぼさ眉毛を整えることで、あなたの清潔感がアップします。特に営業や接客業の方は、清潔感のある第一印象を与えられますよ。
- その3:自信につながる
自分の印象を意識して眉を整えることで、自信が生まれ、ポジティブになります。ビジネスシーンやプライベートの場面でもきっといい効果が生まれてきますよ。
メンズ眉の形と特徴
ここではメンズに多い5つの眉の形や印象の違いをお伝えします。自分に似合う・なりたい眉の形を考えてみましょう。
直線眉
与えるイメージ
誠実、知的、真面目、男らしい、さわやか
おすすめの顔型・職業
卵型の顔のメンズに似合う眉です。すっきりとしたフェイスラインを際立たせてくれます。
真面目で誠実な印象になるので、営業職の方におすすめ。
整えるときのポイント
太さ:細くしない
形:直線を意識する
眉尻:あまり長すぎないほうがおすすめ
眉頭:基本の位置orすこし内側 すこし内側に入れるとより男らしい印象に
角度:上げすぎない 上げるときつい印象に
アーチ眉
与えるイメージ
知的、繊細、中性的、やわらかい、穏やか
おすすめの顔型・職業
三角顔のメンズに似合う眉です。眉毛で曲線を描くことで、三角顔のシャープな印象を和らげてくれます。
やわらかく優しい印象になるので、接客業の方におすすめ。
整えるときのポイント
太さ:やや細め
形:曲線を意識する
眉尻:少し長めがおすすめ
眉頭:基本の位置orすこし内側
角度:上げすぎないのがやわらかい印象でおすすめ。上げるとクールな印象になります。
並行眉
与えるイメージ
中性的、やわらかい、穏やか、やさしい
おすすめの顔型・職業
面長や丸顔の方に似合う眉です。目頭と目尻のラインと平行にした太めの眉にすることで、顔のパーツのバランスを取ることができます。
トレンドの形でもあるので、アパレル系や美容師の方などにおすすめ。
整えるときのポイント
太さ:やや太め
形:直線を意識する
眉尻:少し短めがおすすめ。かわいらしさがプラスされます。長めにすると落ち着いた印象に。
眉頭:基本の位置orすこし外側
角度:つけない。目頭と目尻のラインと平行にする。
上がり眉
与えるイメージ
男らしい、強い、やんちゃ
おすすめの顔型
ベース型(四角顔)に似合う眉です。骨感やエラをぼかすことができます。
整えるときのポイント
太さ:細めなら華やかな印象、太めなら男らしい印象に。
形:直線を意識する
眉尻:少し長めにするとバランスがよくなります。
眉頭:基本の位置orすこし内側
角度:「へ」の字を意識してやや高めに。
ナチュラル眉
自眉や骨格をそのまま活かした眉。大きく形を変えたくない方や作り込んだ印象を与えたくない方にオススメです。
与えるイメージ
自眉の形を整えるだけなので、作り込んでいない自然な印象に。
整えるときのポイント
下記の「ゴールデンバランス理論」に沿って、余分な毛をカットしていきましょう。
太さ:細くしてしまうとナチュラル感がなくなってしまうので注意。
メンズ眉の整え方
基本的な位置
こちらは顔の各パーツの黄金比率に基づいてバランスを整える「ゴールデンバランス理論」による、基本的な眉の位置の目安です。この位置を目安に眉を整えると、自眉や自分の顔立ちを活かしてバランスのいいナチュラルな印象を作ることができます。また、眉の形を変える場合も、この基本の位置から高さなどや長さを調整していきます。
- 眉頭
目頭の真上(青い点線)が目安。左右の眉頭が近いとキリッとかっこいい印象に、左右の眉頭が遠いと、優しく可愛らしい印象になります。 - 眉尻
小鼻と目尻を結んだ線の延長線上(赤い線)が目安。眉尻が長いと落ち着きのある印象に、眉尻が短いとフレッシュで若々しい印象になります。 - 眉山
位置は黒目の外側と目尻の間くらい(黄色い線)が目安。眉山の位置が内側めだと柔らかい優しげな印象に、外側めだとキリッとした印象になります。 - 角度(眉山の高さ)
基本的には自眉の高さを活かして左右を揃えます。角度が高いと意思が強そうな印象、低いと優し気な印象になります。
眉を整えるときの必須アイテム
眉用はさみ
刃が曲線になったカーブ刃と刃先が直線になったストレート刃のものがあります。カーブ刃は肌にあてやすく、刃先が肌にくい込むこともありません。ストレート刃は1本ずつカットして細かい処理をしたいときにおすすめです。また、コームと一体になっていて毛流れを整えながら片手でカットできます。
眉用はさみ(カーブ刃)のおすすめ
コーム付き眉用はさみのおすすめ
眉用カミソリ
眉用カミソリは、眉毛の形をきれいに整えるためのアイテムです。顔の産毛を処理する顔そり用カミソリとしても使える商品や、電動シェーバーなどが販売されています。初心者の方は、肌に傷が付きにくいセーフティーガード付きのカミソリを選ぶのがおすすめです。
毛抜き
肌にあてやすく、手元が見えやすい先斜めのタイプがおすすめ。繰り返し毛を抜きすぎると生えてこなくなったりするため要注意。
眉コーム・眉ブラシ
眉コームも眉ブラシも眉の毛流れを整えるアイテムです。コームはカットの際にも便利なアイテムで、スクリューブラシは描き足した眉をぼかすこともできます。スクリューブラシはアイブロウペンシルに付属していることもあります。
おすすめの眉コーム
おすすめの眉ブラシ(スクリュータイプ)
アイブロウペンシル
眉の薄い部分や足りない部分を書き足すことができます。メンズコスメに慣れていない方は修正しやすいペンシルタイプがおすすめ。色を選ぶときは髪色に合わせるのが基本ですが、黒髪の方はグレーやダークブラウンを選ぶと、濃くなりすぎないのでおすすめです。
メンズ眉の整え方&描き方
- ブラシやコームで眉の毛流れを整えます。放射線状に動かして、自然な毛流れ(青線)になるように整えます。
- なりたい眉の形になるように眉を描いていきます。
※眉を描き足す必要がないという方も、眉を整えるときは、ガイドラインとして形を描いてから整えるのがおすすめです。 - まずは眉山(赤★)の位置を決めます。左右対称になるようにしましょう。
- 眉山から眉尻まで(赤線①)、毛流れ(斜め下方向)に沿って1本1本毛を足すように描きます。塗りつぶしてしまうと不自然な仕上がりになるので注意。
- 眉尻まで描いたら、眉山から眉頭に向かって、毛流れに沿って1本1本毛を足すように描きます。眉頭から描きはじめると眉頭が濃くなり不自然な印象になるので、「眉山側から描き足していく」のがポイントです(赤色②)。
■眉が濃くなった場合
眉ブラシでしっかりぼかしましょう。肌になじんで自然な仕上がりになります。
■眉尻が長くなったり、太くなったりした場合
長くなった部分や太くなった部分を綿棒などで拭き取った後、必要に応じて再度描き足します。 - 描いた部分からはみ出ている毛を毛抜きかカミソリで処理します。眉頭がつながっていたり近すぎたりする場合は、眉間の毛も抜く、もしくは剃ります。
- 利き手でハサミを、反対の手でコームを持ちます。眉頭側は毛流れに沿って下から上へと、眉尻側は、毛流れに沿って上から下に眉毛をとかし、コームをカットラインにあてながら、描いた眉毛のラインからはみ出る毛をカットします。
- 全体のバランスを見ながら微調整したら完成!。
メンズ眉 よくあるお悩み
眉毛は何日に1回整えるべき?
2週間に1回程度がおすすめです。生え方や太さ、濃さによって調整してください。
眉毛が太くて濃い
眉毛が太くて濃いと、どうしても野暮ったさや清潔感のない印象を持たれてしまいますよね。
- 不要な部分をカットして形を整える
目の縦幅と眉毛の太さを比べたときに、眉毛のほうが明らかに太い場合には野暮ったい印象を持たれてしまいます。不要な部分をカットしたり、太さを調節してすっきりさせましょう。しかし、しっかりと生えているからこそ、さまざまな眉毛の形を試せるのも濃い眉の特権です。自分の好みの形や似合う形を探してみてくださいね。 - 産毛までしっかりと処理する
濃くて太い眉毛の方は、眉毛周辺の産毛も濃い傾向にあります。周囲の産毛をカットして処理するだけでもスッキリとした印象になります。形を整えるのに不安な方は、まずは産毛をカットすることからはじめてみましょう。
眉毛が薄い
元々眉毛が薄い方もいれば、若いころに眉毛を抜きすぎてしまった、という方も。眉毛が薄いと怖い印象を与えてしまいます。
- 眉毛のラインをはっきりさせる
薄い眉毛の人は眉毛と産毛の境界があいまいで、どうしてもぼんやりとしてしまいます。そのため眉毛周辺の産毛はしっかりとカットし、ラインをくっきりさせることで眉毛を強調するのがおすすめです。 - 育毛剤を使用する
髪の毛と同様、眉毛にも育毛剤があります。薬局やネット通販などから気軽に購入できますので、検討してみてくださいね。
ムラがある
眉毛の一部分が無い、薄い部分と濃い部分がありムラがあるという方も多いですよね。ムラがあるとぼんやりして見えたり、左右のバランスが悪く見えてしまします。
- 眉を描き足す
ナチュラルに描き足すことで濃さが均一になり、スッキリした印象になります。 - コームで整える
眉の生え癖で毛流れが一部によってしまい、濃くなっていることもあります。毛が少ない部分をカバーするように毛の流れにそってコームでとかしてみるだけでもムラが解消されることもあります。
まとめ
メンズの眉メイクも一般的になってきたためか、ドラッグストアやネットなどでもメンズ専用の眉ケアグッズが多く販売されています。眉メイクは単なるおしゃれというだけではなく、自分の印象を良くする方法の一つです。恥ずかしがらずに、ぜひ楽しみながら自分に合った眉の形を見つけてくださいね。
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